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「調査リリース」って何?効果的なメリットや活用方法をまるっと解説!

「自社商品の認知度を高めていきたい。」
「少しづつブランディングにも注力していきたい。」


広報担当やマーケティング担当の方なら、こういったお悩みを抱える中で「調査リリース」という言葉を目にしたり耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか。

調査リリースを自社でも取り入れてみたいという意見もある一方で、「何から始めればいいかわからない」「書き方がわからない」という方も少なくありません。


そこでこの記事では、調査リリースの概要から作成手順、作成時のポイントまで詳しくご紹介します。

調査リリースについて知りたい方はもちろん、商品・サービスの認知を上げていきたい方やブランディングにも興味のある方は、ぜひ参考にしてください。


目次[非表示]

  1. 1.そもそも調査リリースとは?
    1. 1.1.調査リリースの特徴
  2. 2.調査リリースの3つのメリット
    1. 2.1.①新サービスに依存しない新規情報の発信機会になる
    2. 2.2.②興味・関心を持たれやすい
    3. 2.3.③営業シーン等でも二次利用が可能
  3. 3.調査リリースに必要な4つの手順
    1. 3.1.①アンケート内容の考案
    2. 3.2.②アンケートの実施
    3. 3.3.③調査リリースの作成
    4. 3.4.④リリース
  4. 4.調査リリースで失敗しないための3つの注意点
    1. 4.1.①回答者を担保し、偏りがでない調査リリースを作成する
    2. 4.2.②「誰にどう有益な情報か?」メディアの立場に立って考える
    3. 4.3.③客観性ある情報を発信する
  5. 5.施策としての質を高める2つのポイント
    1. 5.1.①「読みやすさ」を大切に
    2. 5.2.②「継続的」な発信が重要
  6. 6.調査リリースの効果とおすすめの配信先
    1. 6.1.調査リリースの事例
    2. 6.2.主な調査リリースの配信先
  7. 7.最後に



そもそも調査リリースとは?

調査リリースとは広報施策の一つで、自社商品・サービスに関する市場調査を実施し、その調査結果をプレスリリースとして発信することを指します。

ユーザーを対象に実施した客観的な調査データを、商品・サービスに絡めて発信することによって、メディアにもアプローチしやすくなります。


また、質の高いデータの場合は、メディア以外にテレビや新聞などの媒体にも取り上げてもらいやすくなるでしょう。


調査リリースの特徴

調査リリースと通常のプレスリリースは何が異なるのでしょうか。
通常のプレスリリースには、新商品や新サービス、イベントやキャンペーンの告知、会社の業績発表など様々な活用方法があります。


一方で調査リリースは、直接自社についての発信をする訳ではありません。
調査リリースには、自社商品・サービスに関する市場調査を新情報として発信し、間接的に自社をPRできるという特徴があります。



調査リリースの3つのメリット

そもそもなぜ調査リリースが良しとされているのでしょうか。
通常のプレスリリースとは違い、調査リリースには大きく分けて3つのメリットがあります。


①新サービスに依存しない新規情報の発信機会になる

通常のプレスリリースは、新商品や新サービス、イベントやキャンペーンなどのタイミングで発信することがほとんどです。

しかし、こういった発信できるネタが少ない場合でも、調査リリースなら新情報として発信できるというメリットがあります。

こうした情報発信の機会を継続的に活用すれば、中長期的に会社や商品、サービスへのブランディングに繋げられる可能性があります。


②興味・関心を持たれやすい

通常のプレスリリースはその企業に関する情報がメインです。

しかし、調査リリースはユーザーの声を調査内容として反映しているので、ユーザーに興味関心を持たれやすいというメリットもあります。

人々の目に留まりやすいので、幅広い層に興味関心を持ってもらえるという点は非常に魅力的です。


③営業シーン等でも二次利用が可能

調査リリースは広報としての活用以外にも、自社サイトのコンテンツ、営業資料、SNSへの投稿ネタなど、様々な活用方法があります。

特に、調査リリースでは市場から求められていることを「見える化」するため、営業シーンにおいても実際の数字に基づいた訴求資料として活用できるのです。

このように、自社商品・サービスの営業資料として調査結果を二次利用できる点も大きな魅力の一つと言えるでしょう。



調査リリースに必要な4つの手順

では実際にどのような手順で調査リリースを作成していけば良いのでしょうか。
調査リリースは大きく分けて4つの手順に分けられます。


①アンケート内容の考案

まず自社商品・サービスに合わせて、どのようなアンケートを実施したらターゲット層の興味関心に繋がりそうかを考えます。

その商品やサービスが、ユーザーのどのような悩みを解決するのかという観点を意識すると、仮説を立てやすくなります。

その上で、調査対象をどういった層にするのかを明確にすることが大切です。


②アンケートの実施

次は、リサーチ会社にアンケートを依頼し、回収します。

アンケートを実施しても、作成側が想定した回答が得られない場合もあるので、極端に偏った回答結果にならないよう、調査項目の設計時は注意しましょう。
合わせて、調査方法や調査の集計期間をしっかり明記することも重要です。


③調査リリースの作成

実施した調査を基に、自社商品・サービスに合わせたライティングを行います。
リリース本文は、わかりやすく簡潔にまとめて作成することがポイントです。

メディア関係者は1日に何通ものリリースが送られてくるので、長くて読みにくいリリースを読む時間はありません。

折角工数をかけて作成した調査リリースも、メディア関係者に読まれなかったり、どこにも取り上げてもらえなかったりといった事態はできるだけ避けたいものです。

もし調査リリースのデータ量が多い場合は、プレスリリースに要点を絞り、詳しい調査結果は参考資料としてPDFなどを貼り付けると良いでしょう。


④リリース

ライティングまで完了すれば、最後はいよいよリリースです。
基本的には自社サイトや、外部メディアへの発信です。

まずは、作成した調査リリースの情報が正確かどうかを必ず確認しましょう。
広報部や上長、法務部などにリーガルチェックを通すことも大切です。



調査リリースで失敗しないための3つの注意点

実際の調査リリースの手順をご紹介しました。
しかし、調査リリースを作成する上で、ただこの工程を行えばよいというわけではありません。
ここでは調査リリースを書く際の注意点を3つご紹介します。


①回答者を担保し、偏りがでない調査リリースを作成する


調査件数のサンプルが数十件と少ない場合は、偏った調査結果になりかねません。
そのような調査の場合、その調査結果が有効とみなされない可能性もあります。
偏りの無い調査であることをアピールするため、300人以上を目安に十分な回答者数を用意しましょう。


②「誰にどう有益な情報か?」メディアの立場に立って考える


まず調査リリースを実施する上で目指したいポイントは、「メディアに取り上げてもらうこと」です。

基本的にメディアは、多くの読者に有益な情報を届けるために、日々記事を載せています。
つまり、ユーザーへの市場調査を踏まえた調査リリースは、読者にとって有益な情報だと判断されやすい傾向があります。

従って、「調査をすること」が目的にならず、その調査リリースが「誰」にとって「どう」有益な情報なのかを意識して作成することが大切です。


③客観性ある情報を発信する

客観性の低い情報は、ニュースや記事として取り上げられる可能性は低くなります。
調査リリースは、「なぜこの調査をおこなったのか」という調査意義を明記し、客観的な資料であることを強調しましょう。

また、調査リリースは、広告のように自社や自社商品、サービスを直接訴求するものではありません。
ユーザーからしても、商品やサービスのPRに強引に結び付けた広告感の強い調査リリースはあまり良い印象を抱かないので、自社アピールに固執しすぎないよう注意しましょう。



施策としての質を高める2つのポイント


上記では調査リリースを書く上で、失敗しない注意点についてご紹介しました。
では、広報施策、ブランディング施策としてより効果を出していくにはどうすれば良いのでしょうか。
続いては、調査リリースを施策として活用する上でのポイントを2つご紹介します。


①「読みやすさ」を大切に

まず、ライティングにおいて最も重要なのは「読みやすさ」です。
調査結果に言及する際には、必ず図やグラフを利用しましょう。
一目で調査結果がわかるグラフや、思わず続きを見たくなるグラフデザインを意識することで、コンテンツとしての質が高まります。

ユーザーにとって読みやすい、分かりやすいコンテンツとして評価されれば、よりメディアに取り上げてもらいやすくなります。

シンプルさも大切ですが、あまり単調な記事になりすぎないように、読み手はあくまでユーザーであるということを意識して作成しましょう。


②「継続的」な発信が重要

継続的な情報発信は、企業ブランドの信頼度向上に繋がります。
通常のプレスリリースとは異なり、直接ユーザーに対して訴求を行うものではないため、1回発信すれば終わりという訳ではありません。

継続的に有益な情報を発信し、世間から「この企業は面白い情報をよく発信している」という風に認知されることで、ブランディング効果も期待できるのです。



調査リリースの効果とおすすめの配信先


調査リリースの事例

これまで調査リリースの手順やポイントなどを紹介してきました。
では、どのような調査リリースが実際に多くのメディアに取り上げられているのでしょうか。
いくつか事例を紹介してみましょう。


・美容業界の調査リリース
20歳以上の男性1000名を対象に、普段の眉毛ケアに関する市場調査を実施しました。

7割の方が体験したセルフケアでよくある失敗を踏まえて、眉毛ケアサービスを発信しています。実際の効果は下記の導入事例にて紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
https://service.link-ap.com/case/01


・人材業界の調査リリース
全国の会社員1000名を対象に、副業に関する市場調査を実施しました。

実際に稼いだ金額やコツなどの紹介を踏まえて、クラウドソーシングサービスを発信しています。
実際の効果は下記の導入事例にて紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
https://service.link-ap.com/case/03


・教育業界の調査リリース
小学生から中学生の子どもを持つ保護者1000名を対象に、教育に関する市場調査を実施しました。

社会人になるまでに身に付けておけばよかったスキルの紹介を踏まえて、教育サービスを発信しています。
実際の効果は下記の導入事例にて紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
https://service.link-ap.com/case/06


主な調査リリースの配信先


調査リリースの完成後は、主に下記の媒体に配信が可能です。
もし配信先に迷った場合は、ぜひ参考にしてみてください。


・PRtimes
PRtimesは月間のPV数が5200万PV以上あり、国内のプレスリリースサイトにおいてNo.1のシェア率を誇る媒体です。
また、TwitterやFacebookでも数多くのフォロワーを有しており、SNSでの拡散も可能です。


・@Press
@Pressは掲載メディアの数に注力しており、8500件と業界最多のメディア数を誇ります。
紙媒体にも対応しているほか、マスメディアに向けたFAX配信も行っています。
専門の担当者による原稿チェックも行ってくれるため、プレスリリースに馴染みのない方でも利用しやすい媒体になっています。


・ValuePress
ValuePressは、中小企業を中心に60000社以上の登録実績があります。
そして、メディアとのマッチング機能も備わっており、そのメディア関係者が興味のあるジャンルでの検索が可能なため、記事によってはよりメディアに掲載されやすくなります。
また、投稿費用や審査など条件面のハードルも比較的低く、中小企業におすすめな媒体です。


・PRワイヤー
大手メディアの一つである通信社が運営する媒体で、報道機関から強い信頼がある点が大きな特徴です。
また、他の媒体にはない海外配信にも唯一対応しており、ターゲットや目的に合わせた活用がおすすめです。



最後に

今回は調査リリースとはどういうものなのかについて、概要から手順、作成時のポイントに注目してご紹介しました。


今回の記事を通して、自社の中でも調査リリースを活用できるノウハウや仕組みがあれば、理想のブランディング施策にできる可能性を感じて頂けたでしょうか。


上記の内容を踏まえて、調査リリースは以下のような方におすすめです。
・広報に時間を多く使える方
・市場調査・ライティングのノウハウを持っている方


しかし、広報に時間をあまり割けない方や、市場調査、ライティングのノウハウに自信がないという方はどうすれば良いのでしょうか。

おすすめは、調査リリースに関して市場調査とライティング、両方のノウハウを持ったプロの業者に依頼することです。


400社以上の実績もあるRRPでは、企画から市場調査、ライティング、配信まですべて一貫して対応致します。
様々なメディアを通して新規集客やトータルブランディングに繋がる、拡散力の高い調査リリースを提供しておりますので、ご興味があるご担当者様はぜひお気軽にご相談くださいね。


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