
企業PRに効果的なSNS活用|PR会社がメリット・デメリットと事例を解説!
企業PRに「SNS」を効果的に使えていますか?
いま、SNSは「情報収集」としてのニーズが最も大きいものと考えられています。
情報収集の仕方が変化した現代だからこそ、企業PRにもSNSを導入する企業が急増しています。
企業PRにSNS・・・ 活用した方が良いの?
SNSで企業PRすると何のメリットがあるの? と悩む方必見の内容を取引実績400社以上・記事執筆1000件越えの会社がお伝えしていきますのでぜひお役立てください。
目次[非表示]
- 1.SNSを活用することで得られる企業PRへのメリット4選
- 1.1.①投稿が拡散された際のメディア露出率が高い
- 1.2.②ユーザーの声が集まりやすくデータ収集が容易
- 1.3.③ユーザーと近い距離で関わることで、信頼性を確保できる
- 1.4.④無料で拡散力の高い配信が出来る
- 2.SNSを活かした企業PRのデメリット4選
- 2.1.①炎上の可能性がある
- 2.2.②成果が出るまでに時間がかかる
- 2.3.③工数の負担が大きい
- 2.4.④配信後の修正が原則きかない
- 3.SNS別PRコンテンツ使い分け事例3選
- 3.1.①FacebookでのPR事例
- 3.2.②InstagramでのPR事例
- 3.3.③YoutubeでのPR事例
- 3.4.④TwitterでのPR事例
- 4.企業PRにはSNS活用が重要!
SNSを活用することで得られる企業PRへのメリット4選
広報を担当される方々必見!まずは、企業PRにSNSを活用するメリット4選をお伝えしていきます。
①投稿が拡散された際のメディア露出率が高い
NTTドコモの調査によると現代では、10~20代の約6割がSNSでデータ収集をしていると言われています。
参照元:NTTドコモ「10~20代の約6割が「SNS」で生活情報を収集――ドコモ「モバイル社会研究所」がメディア利用動向を調査」
この傾向から、もちろんテレビ局や雑誌の編集局も各SNSから情報収拾を行っています。
日本テレビといった大手テレビ局が、Twitter上で話題の投稿に対して自社で掲載して良いか、許可取りをしている事例を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
SNSで大きな反響を得た投稿(バズ投稿)はテレビや雑誌といったメディアに取りあげられる確率が極めて高く、投稿からの企業認知度の向上に繋がります。
また、近年ではバズ投稿による企業認知度の向上を狙う「バズマーケティング」という言葉が存在するほど企業PRにSNS活用が効果的といえます。
実例として、大きな反響を呼んだ森永チョコレートの「過去商品の人気が低迷した理由をツイートしたらその意見を100円で買い取る」というTwitter施策をご紹介します。(以下実際の投稿)
結果5.6万リツイートされ、ツイートと共に企業名・商品名の認知度を再度バズらせて向上させバズマーケティングに成功しました。良い口コミを募集するだけでなく、悪い口コミを募集するという姿勢が評価され企業のユーザー評価も向上したケースと言えます。
②ユーザーの声が集まりやすくデータ収集が容易
SNSはユーザーとコミュニケーションが取りやすい媒体です。
企業が投稿をするだけでなく、ユーザーが投稿に対して質問であったりサービスへの意見などを提示できるという点がSNS活用のメリットともいえます。
「アピールしているサービスの評価、実際どんな感じだろう」
「ユーザーから見た企業評価はどうだろう」
というような気になる点を調査する際、通常リサーチ会社に依頼することが一般的です。しかし、SNSを活用すれば費用をかけることなく容易にリサーチすることが出来ます。
SNS |
リサーチ会社 |
|
費用 |
無料 |
有料(10万円~) |
調査データ
の質
|
〇
(実際のユーザー意見を聞ける)
|
△
(調査対象者が実際のユーザーか不明)
|
③ユーザーと近い距離で関わることで、信頼性を確保できる
以前まではユーザーが企業のホームページにあるお問い合わせページまでいかなければ出来なかった質問もSNSを活用すれば、コメントという形で容易にコミュニケーションがとれます。
ユーザーがコメントをした際に企業が手軽に回答をできる点もメリットの一つと言えます。
実際に”中の人”と呼ばれる企業アカウント運用者が「質問に気楽に答えてくれる」からと人気の企業アカウントも存在します。
例として、ユーザーとユニークな対話をこまめに行い人気を得ているSHARP株式会社のTwitterを見てみましょう。
友達同士の距離感の様にSNSを利用して、ユーザーと企業間でかしこまりすぎない双方向のコミュニケーションを行うことで親近感獲得を狙うのも一つの方法です。
④無料で拡散力の高い配信が出来る
SNSは企業に限らず、全てのアカウントが開設無料です。
通常、企業名やサービス名を宣伝する際には「広告費」がかかります。
広告は、宣伝力は高いものの費用が高くついてしまうことが企業PR時の懸念点でしたが、SNSを活用すればその心配もありません。
一つの投稿で大きな反響を呼び、拡散されるきっかけが簡単に得られることが利点の一つといえますね。
また仮に、広告をつけるという場合でも通常のテレビCMでは相場が約30万円/1回に対してSNS(Twitter)の場合、月1万〜と安価な広告費で始められるメリットもあります。
SNS |
テレビCM |
ウェブ広告 |
|
費用(平均相場) |
基本無料/別途広告費 |
約30万円/1回 |
20万~50万円/1か月 |
拡散力 |
◎ |
△ |
〇 |
コミュニケーション |
◎ |
✖ |
✖ |
SNSを活かした企業PRのデメリット4選
続いて、企業PRにSNSを活用するデメリット・注意点を4つお伝えします。
①炎上の可能性がある
SNSを活用した企業PRで最も気を付けたいのが「炎上」です。
拡散率が高いことがメリットとお伝えしましたがその反面、不適切な投稿・発言が広まりやすく、企業イメージが一気に損なわれてしまう恐れがあります。
大手企業のSNS運用者が自分のアカウントと勘違いして企業アカウントから誹謗中傷をし、炎上したケースもありますので端末は分ける・投稿前のチェックは第三者で行うなど運用体制を整える必要があります。
仮に炎上した投稿を削除した場合でも、一度ネット上に出た情報は完全に消えることはないため運用時に最大限の注意を払いましょう。
②成果が出るまでに時間がかかる
SNS活用による企業PRの成果には、中長期的な時間がかかります。
もちろんSNSで大きな反響を得た投稿(バズ投稿)によって一気にPRが成功する可能性もありますが、運用初期段階では閲覧されづらくバズるという可能性は極めて低いものになります。
また安定した反響を獲得し続け、企業PRを成功させるためには定期的なコンテンツ配信・ユーザーとの対話が信頼度獲得のために重要となります。
「ユーザーに寄り添ってくれる企業だな」という評価をユーザーから得るためにも時間をかけて企業PRを行い続けましょう。
③工数の負担が大きい
メリットの紹介時では低コストで企業PRが可能とお伝えしましたが、一般的な業務に加えてSNSでの企業PRを行う事が多いため、工数の負担が大きくなる点がデメリットになります。
フォロワー獲得のために投稿に使う画像・動画作成からコメントへの返信と様々な業務を行う必要があるため、負担を軽くするために運用者は複数人いるのが好ましいですね。
また外注を使用する場合にも、確認は必要になるため一定の工数が必要になります。
④配信後の修正が原則きかない
企業アカウントで1つの投稿がされた後に、【訂正】と書かれた2投稿目を見かけたことはないでしょうか。
SNSでは原則、配信後の修正はできません。その為、一度誤った情報を世に発信した場合改めて修正版を再掲しなければいけません。
修正前の情報を見たユーザーがイベント会場に行ったら日付が異なり、やむを得ず帰ったなどという事態を起こしてしまうと会社の信用に関わる問題に繋がりますのでよく注意しましょう。
投稿後に修正が出来るSNSもありますが、投稿前のチェックを複数人で行うなどの対策をしてミスを未然に防ぎましょう。
また炎上した投稿が拡散された場合、削除しても取返しのつかない事態になる可能性がある点をしっかりと頭に入れておきましょう。
SNS別PRコンテンツ使い分け事例3選
企業PRをSNSで行う場合、各媒体の特長に合わせたコンテンツにすることで効果的なアピールが出来ます。
各SNSでユーザーの利用目的も異なるため、媒体の特性に合わせた様々なジャンルのコンテンツを配信することで新規層の獲得にも効果的です。
SHARP株式会社のSNSの使い分けがそれぞれの特性を生かした効果的な運用をしているため、今回はそちらを参考にご紹介していきます。
①FacebookでのPR事例
Facebookは実名性の高いSNSであり、ユーザーの年齢層も高い特徴があります。
ユーザーの購買意欲・サービス認知度を向上させる目的で、テキストや画像による商品・イベントの詳細説明を行う企業も多く存在します。
シャープの様にBtoCだけでなく、BtoBを併用するケースも多く企業PRに用いるSNSのなかでもやや「硬め」の印象がある点も一つの特徴といえるでしょう。
既存のユーザー層にイベントやサービスの詳細等を配信したい場合に効果的な媒体としてFacebookがおすすめといえます。
②InstagramでのPR事例
Instagramの主なユーザー層は10代〜と若い年代が多くビジュアル要素が重要になります。
また画像だけでなく動画を含めて飽きさせないコンテンツ作りも重要と言えます。
そしてシャープのアカウントでは製品の歴史を動画と共に記載することで企業概要のアピールを行い、確立したブランディングを狙った企業PRがなされています。
また、ユーザーニーズの高いグルメコンテンツも企業製品と併せて投稿している事でユーザーニーズを満たしながら企業PRが出来ている特徴が見られます。
このように製品・サービス紹介に限らずユーザーが興味を持つコンテンツを配信することが効果的なInstagramでの企業PRの仕方といえます。
③YoutubeでのPR事例
YoutubeはSNSで2番目にアクティブユーザーが多く、幅広いユーザー層に利用されています。
動画は短い時間で多くの情報を提示できるため、記事を見るよりも短時間で情報収集が出来る点もメリットの一つです。
シャープのアカウントでは幅広い年齢層のニーズに合うように、テキストや画像だけでは伝わりにくいような内容をYoutubeで配信しています。
例えば芸能人を起用したCM形式の製品紹介・グルメコンテンツ・使い方動画と様々なコンテンツが配信されています。
Googleの調査によればYoutubeを通して新たな商品に出会う機会が増加していることが読み取れます。
・もともと買おうとしていたものよりも良いものを発見できる 85%
・もともと買う予定のなかった物を買ったことがある 71%
上記のデータから、他SNSに比べて購買意欲の増加が著しい媒体と言えます。
参照元:生活者に選ばれる YouTube、商品購入に強い影響力 —— 「ブランド・ジャパン」でも 1,000 ブランド中 1 位
また、YoutubeはVSEOと呼ばれる動画を活用した効果的なSEO対策の一部になります。
動画タイトルに記載されたキーワードによって検索エンジンから該当する動画が発見されやすくなり、企業PRにも効果的と言えます。
④TwitterでのPR事例
Twitterは比較的商品・サービスの紹介よりも主に投稿の話題性・拡散による企業認知度向上を目的として活用されます。
SNSの中でも最もユーザーとの距離を近く運用できる傾向にあるのがTwitterです。シャープのアカウントは特にユーザーからの質問に答えるだけでなく形式的ではない、ユニークなおもしろみのある投稿が多く見られます。
ユーザーの質問に対して親身に回答する姿勢がタイムラインに表示され、他ユーザーからも見られるため、より良い企業評価の獲得に繋がっているといえます。
それだけでなく、トレンドの話題にサービスを絡めた効果的な企業・サービスPRを行う事でユーザーに自然な商品提示が可能な媒体です。
企業PRにはSNS活用が重要!
今回はSNS活用による企業PRの重要性についてお伝えしました。
いかにSNSの活用が効果的か、本記事で理解できたかと思います。
効果的な企業PRをSNSで行い、話題性のある企業アカウントに成長させましょう。
最後に、企業PRにSNS活用をするメリット・デメリット・ポイントをまとめた表を改めて確認してみてくださいね。
メリット |
デメリット |
ポイント |
投稿が拡散された際の
メディア露出率が高い
|
炎上の可能性
がある
|
アカウントミスからの炎上を避けるために使う端末は分ける |
ユーザーの声が集まりやすく
データ収集が容易
|
成果が出るまでに時間がかかる |
投稿前のチェックを第三者を含め
行うなど運用体制を整える
|
ユーザーと近い距離で関わることで信頼性を確保できる |
工数の負担が
大きい
|
工数負担を軽くするために運用は
複数人で行う
|
無料で拡散力の高い
配信が出来る
|
配信後の修正が
原則きかない
|
ツールによってアプローチを変える |
企業PRにSNS・・・ 活用した方が良いの?
SNSで企業PRすると何のメリットがあるの?
とお悩みの方はぜひ本記事を参考に、効果的な企業PRにSNSを活用してみてください。
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